親になるということ
妊娠7ヶ月の妻が出産前後に必要なものを揃えに買い物に行ってきた。妻の母親と一緒に買い物をして色々と買って貰ったそうである。部屋の中にずらりと並べられた育児用品を見ていると段々と間もなく親になるのだという実感が湧いてくる。以前はそこら辺を歩いている子供を見ても何とも思わなかったのだが、最近では他所の家の子供まで可愛く見えてくる有り様である。
買って貰った育児グッズの中で妻の一番のお気に入りが熊の顔をデフォルメした赤ちゃん用の帽子である。冬用なので生まれた直後に頭が寒くないようにということだろう。妻の好みがこうも変わってしまうとはなかなかの驚きである。
妻の実家にひたすら感謝
他にも妻の家でベビーカーやチャイルドシートなども用意してくれるという。そこまでお世話になりっ放しで良いものだろうかと思うのだが、そんなものだから気にするなと妻は言われているそうだ。
出産後も1ヶ月ほど妻子ともに妻の実家でお世話になる予定になっている。1ヶ月ともなるとなかなか大変なので商品券だったり旅行券だったりというものを渡すケースもあるそうだ。ただその件に関してもそんなものだから何もするなという具合に既に釘をさされているそうだ。
果たしてこの現代社会でも本当にそんなものなのかという気はする。しかし実際生まれたばかりの息子と妻がいきなり自宅に帰ってきたことを考えると想像を絶する大変さだった。しかも1ヶ月の予定がだいぶ伸びてお世話になることになったのである。ここは妻の実家の人々にひたすら感謝である。
2つも並んだオムツ
用意周到なことに買ってきたものの中に新生児用のオムツまでしっかり準備されている。私としてはちょっと気が早いのではと思ったのだがこの準備は必要だった。出産間際になるとのんびり買い物することも出来ない。早いうちから出産後の必要品をガッチリ用意しておくのが正解だ。我が家の場合でもこんなに用意していたのに結局は妻子の退院当日に近所のドラッグストアに走らなければならなくなった。念には念を入れるべきである。
この頃ちょうど近所のドン・キホーテが閉店したので妻と激安商品のさらなる値下げを求めて冷やかしついでに買い物に行った。そんなに目ぼしいものは無かったのだがオムツが安かったので購入する。既に転売目的で買い占められていて品薄であるというような表記もしてあった。
こうして我が家には出産前にも関わらずオムツの袋が2つも並んでしまったのである。この時は2つも要るのかなという程度に考えていたのだが、今となってみるとどれだけあっても足りないくらいである。息子は小柄だったので新生児用もわりと長く使えたのだった。