好物のお好み焼きと最後のケーキ

好物のお好み焼きを嗜む

今日は出産まで1ヶ月となった妻の定期検診だった。検診中は既に定番になっているのだが産婦人科のすぐ近くのスーパーへ行ってお好み焼きとコーヒーで時間をつぶす。たしかこの頃になって私が毎回買い食いしていたことが妻に発覚して顰蹙を買ったのである。

妻にしてみれば心配に心配を重ねて検診に望んでいたらしい。私としては順調情報が聞けるとしか思っていないのでフードコートでお好み焼きを嗜む元気もあるのである。性格の違いなのか危機感や想像力の問題なのか。これも今となっては良い思い出である。

この検診の際もいつも通りの45分くらいで妻が戻ってくる。やはり子供は順調に2200gまで育っているということだ。予定日も変わらず大晦日なのである。医者の予想では3000g弱で生まれてくるということだ。私が3800gのビッグサイズで生まれているので息子は小さいような気がするのだがそれでも平均ちょっと下ということらしい。

最後のケーキ

帰宅前に夕食の買い物をして帰る。妻がケーキを食べたがったので買い物をした後でケーキ屋に立ち寄る。クリスマスの時期には出産に備えなければならずケーキどころではない。下手をすると早めに生まれて来てもおかしくない時期なのである。

それで妻は今日ケーキを食べたがったようである。もうすぐ12月なのでクリスマスケーキの予約の紙を記入している人がいて注文するまでだいぶ待たされる。この翌年に息子が無事に産まれて怒涛の一年が過ぎる。次に妻がケーキを食べることが出来たのはちょうど翌年のクリスマスだったのである。


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