安産祈願と戌の日とは
妊娠5か月目に入った妻と安産祈願に近所の神社へ行く。妻の実家から貰った腹巻をお祓いのために持参する。昔から日本では妊娠5ヶ月に入った妊婦が腹巻を巻く習慣がある。また妊娠5か月目の最初の戌(犬)の日に安産祈願を行う風習もある。
戌の日は12日に1度回って来る十二支が日付に当てはめられた暦のことである。多産でお産が軽い犬は安産の象徴であり妊娠5ヶ月目なら安定期に入り妊婦の体にも負担が少ないからである。とは言えちょうど暑い季節だったので正装をするにも妻は大変そうだった。
御初穂料
事前に神社のホームページで調べてみると祈願に行く何日か前に電話で確認して欲しいということだった。予約は出来ないのだが時間帯によっては大人数の祈祷が入っていたりすると待ち時間が長くなるためである。
のし袋に御初穂料と書いて祈祷料を入れて持参する。ホームページには祈祷料も掲載されていて5000円からとなっていた。相場ではなく5000円からと決まっているのである。
この神社に決めたのは家から近いからである。今後も初宮詣や七五三詣、初詣と行く機会もわりとあるので遠方だと後々大変になるからである。普段から信心深い人ならばこんな検討から始めることはないのだが。
いざ安産祈願へ
我々が行った戌の日はちょうど大安と重なっていて先客が大勢いるかと心配していたのだが他に祈祷の人は誰もいなかった。社務所の受付で所定の用紙に名前と住所を書いて順番を待つ。名前と住所は読みまでしっかりと再確認される。これは祈祷の時に読み上げられるからである。時間が来ると拝殿へ案内され祈祷が始まる。作法が全く分からなかったのだが、その都度教えて貰えるので特に問題は無かった。